今回は海水30cmキューブ水槽で飼育している「カクレクマノミ」についてです。
カクレクマノミは、映画「ファインディング・ニモ」で有名になった海水魚です。
鮮やかなオレンジ色でくねくね泳ぐ可愛らしい姿や、丈夫で飼いやすいという理由の他に、イソギンチャクに身を寄せる姿が、人気の要因ではないでしょうか。
イソギンチャクとの共生が見たい
私も海水魚飼育を始めようと思った際に、カクレクマノミとイソギンチャクの共生が見たいと思っていましたが、最終的にイソギンチャク飼育は断念しました。
その理由は、30cmキューブ水槽という小さめの環境ではイソギンチャク飼育が難しいと判断したからです。
- 強めの毒を持っているため、サンゴやカクレクマノミ以外の魚を殺してしまう
- 移動するため、吸水口やヒーターに巻き込まれる危険性がある
- 水質悪化に敏感
ツツマルハナサンゴで代用
そこで、共生とは違いますがカクレクマノミが寄り添う姿が見れると言われるイソギンチャクに似た「ツツマルハナサンゴ」を入れることにしました。(2020年7月)
サンゴの中では毒性が強い方ですが、移動はしないのでリスクは少ないと判断。
ツツマルハナサンゴを入れた水槽にカクレクマノミを入れたところ
見事に入ってくれました!
3,4日でここが自分の住処だと判断したようです。
むしろ、”ぞっこん”です。
サンプルが少ないので確実なことは言えないですが、カクレクマノミはイソギンチャクがいない環境では、ツツマルハナサンゴにも入ってくれるようです。
ただ、このとき2匹カクレクマノミがいたのですが、もう1匹は入ってくれませんでした。先客がいたからかもしれません。(その1匹はその後とびだし事故で☆になってしまったのですが。。)
うちのカクレクマノミは、ほとんどの時間をツツマルハナサンゴに寄り添って生活しています。
最近(2021年4月)、ライブロックとの接着が取れてしまったツツマルハナサンゴを一時的に場所移動したのですが、それでもカクレクマノミはくっついていきました。(笑)
他にもツツマルハナサンゴは入っているのですが、これがお気に入りの個体のようです。
イソギンチャク飼育は敷居が高いので、カクレクマノミ+ツツマルハナサンゴという組み合わせも選択肢としてアリかなという話でした。
それではまた。