淡水海水30cm生活

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小型水槽による熱帯魚の飼育記録

海水コケ対策③ ~「カミハタ シリケイトリムーバー」を使ってみた~

海水30cmキューブ水槽のコケ対策の第3弾です。

前回までの対策(殺菌灯+マガキガイ)で、底砂のコケはほぼ抑制できるようになりましたが、ライブロック等はまだ茶ゴケに覆われています。

今回は珪酸塩吸着剤の「カミハタ シリケイトリムーバー」を使ってみました。

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↓ 前回のコケ対策

tomuzin.hatenablog.com

 

 

なぜ珪酸塩吸着剤なのか

茶コケの原因の一つに水道水に含まれる珪酸塩があります。

珪酸塩が入らないために一番確実なのは、RO水(純水)を使うことです。

通常は専用の浄水器を使って作りますが、本体価格やランニングコスト(カートリッジ代)が結構かかります。

また、水道水を浄水器に通すときに捨て水も発生し、手間と時間もかかります。

ショップで直接RO水を購入する手もありますが、これも水量分の費用と運ぶ手間がかかります。

そこで、あまり費用も手間もかからない珪酸塩吸着剤を使う方法をとることにしました。

リン酸塩も一緒に取り除いてくれる吸着剤もありますが、一部のサンゴ(ソフトコーラルやLPS)は多少リン酸塩があった方が良いらしいので、今回は珪酸塩だけの吸着剤にしています。

 

珪酸塩吸着剤の使い方

使い方は、水流があるところに置くだけです。

一番良いのはフィルターのろ材と一緒に入れることだと思いますが、水質により1~3か月で交換するように記載があるため、頻繁にはメンテをしたくない外部フィルターの中は不向きです。

そこで、外掛けフィルターを追加して、その中に入れることにしました。

使用したのは「GEX 簡単ラクラク パワーフィルター S」です。

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これを選択したポイントは

  • (横幅が)小型である
  • その割に奥行きと深さがあり、十分な容量がある
  • モーターがフィルター内部に入るタイプなので、水槽内がすっきりする
  • 流量と水流の向きが調節できる

 

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台所の水切りネットを2重にして「シリケイトリムーバー」を入れ、外掛けフィルター内に収容しました。

底上げついでにろ材として、大粒のサンゴ砂も入れています。

付属のろ材マットは使いません。

 

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30cmキューブ水槽の側面に「GEX 簡単ラクラク パワーフィルター S」と「ゼンスイ QQ1」と外部フィルターの吸水パイプがギリギリ入りました。

水面を波立たせてくれるので、水流ポンプの役割もできてGood。

 

 

珪酸塩吸着剤の効果

コケ掃除して珪酸塩吸着剤を入れてから1週間後の様子を見ます。

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遠目では違いがわからなくなる程度には茶ゴケが抑制できたのではないでしょうか。

掃除がしにくい場所にあるこびり付いたコケは残ってしまっています。

ちなみに珪酸塩吸着剤を入れる前のコケ掃除1週間後はこんな感じで茶ゴケがのっぺりと付着していました。

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まとめ

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珪酸塩吸着剤は、思った以上に茶ゴケ抑制に効果がありました

しかし、これだけで茶ゴケが発生しなくなるわけではないので、コケ掃除の頻度が下がる程度に考えた方が良いでしょう。

設置場所だけ気にする必要はありますが、気軽に試せる方法なので同じく茶ゴケに悩んでる方はお試しあれ。(ちなみにこれは海水用です)

それではまた。

 

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