淡水海水30cm生活

淡水海水30cm生活

小型水槽による熱帯魚の飼育記録

「ボルクスジャパン 塩分濃度屈折計」を使ってみた

うちの海水30cmキューブ水槽の水替えでは、人工海水用の塩から海水を作っていますが、必ず塩分濃度を計測しています。

 

デジタル塩分濃度計の故障

今まで「AQUA GEEK デジタル比重・塩分濃度計 MS-31」を使用していたのですが、原因不明の故障により、まともに測定できなくなってしまいました。。。

体温計のように簡単かつ正確に塩分濃度を測定できるため気に入っていました。

電池を変えても、何をしても水に入れる前から測定を開始し、33‰くらいの飼育水を15‰くらいに判断してしまうため、残念ながら廃却しました。

もしかしたら、完全防水でないところに水が入ってしまっていたのかもしれません。

 

↓ 今まで使用していたデジタル塩分濃度計の記事

tomuzin.hatenablog.com

 

塩分濃度計は必要不可欠なので、早急に買い替える必要がありますが、15,000円程度するため同じ物に買い替えるのも尻込みしてしまいます。

 

屈折塩分濃度計を選択

他の選択肢として、同じくらい精度が高いと言われる屈折塩分濃度計を考えることにしました。(というより屈折の方がメジャーだと思います)

海水水槽用以外も含めてピンキリあるのですが、一番有名で使用者が多いと思われるのは「レッドシー シーウォーター 屈折塩分濃度計」ではないでしょうか。

しかし、こちらも12,000円程度してしまいます。

 

もう少し安くて、怪しくない物を探して見つけました。

「ボルクスジャパン 塩分濃度屈折計」です。

ボルクスジャパンは海水水槽用LEDが有名な会社なので安心ですし、価格も4,000円程度でリーズナブルです。

 

内容

中には屈折塩分濃度計とスポイトと調整用のドライバーが入ってます。

ケースのスポンジの形が微妙に合ってなくて、少し押し込まないと閉じなかったです。。

 

校正について

一番初めに校正する必要があるので、校正液を使って35‰に合わせます。

 

1000円程度しますが、ここでケチってしまうと今後の結果が信用できないものになってしまうので、しっかり校正します。

ちなみに水道水で0‰に合わせる方法もありますが、試しに家の水道水で0‰調整してから、校正液を使ってみると、微妙にズレていたので、校正液を使うのが無難かなと思います。

 

使い方

使い方は、スポイトで採った海水をプリズムと呼ばれる箇所に2〜3滴垂らして、蓋を閉じた後、レンズを覗いて目盛りを読み取ります。

※実際は上下に明暗の境目があり、その箇所で目盛りを読み取ります。

校正の場合は、調整ネジを付属のドライバーで回して目盛りを合わせます。

温度によって屈折率が変化するのですが、これは自動温度補正も付いています。

 

まとめ

まだ使い始めて日が浅いですが「ボルクスジャパン 塩分濃度屈折計」の総評です。

  • 同じ海水を5~6回測定しても値がぶれることは無かったため、精度は高い
  • 価格が比較的リーズナブル
  • デジタルと比べると海水を採って垂らす分だけ少し手間がかかる
  • 耐久性や精度の維持については現時点では何とも言えない

ハイエンドであるデジタル塩分濃度計やレッドシー屈折濃度計より価格が1/3程度でかつ精度もあるため、浮力タイプでは精度が不安だけど価格は抑えたいという場合にぴったりと言えます。

 

それではまた。

 

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