今までも何度か30cmキューブ水槽用に蓋を作成してきましたが、今度はガラス製でオーダーメイドしました。
水槽に蓋を付けるには色々な選択肢があるので、今回の私のチョイスについて記載したいと思います。
水槽に蓋をする理由
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魚の飛び出し防止
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地震による水漏れ防止
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水の蒸発軽減
特に海水水槽の場合は、水が蒸発すると塩分濃度が上がってしまいますし、地震時に海水が電子機器や家具にかかるのは危険です。
メンテナンス性は多少悪くなったり、鑑賞面でのデメリットはありますが、基本は蓋を付けるに越したことはないと思います。
ガラス製にした理由
- 光の透過率が高く、どの波長帯も減衰が少ない
元々ポリカーボネイト製の蓋を使用していて、透明度が高くて、軽くて、湿気で反らない、かなり良い素材だったのですが、今回海水サンゴ水槽に当てたい短い波長帯(バイオレット, UV)が大幅にカットされてしまう素材だと知り、ほぼどの波長帯も減衰が少ないガラス製にすることにしました。
蓋を付ける方法
- 水槽にフランジ等の蓋受けを取り付ける
- 蓋にクリップ型の蓋受けを取り付ける
- 水槽にトップシリコン加工をして蓋を載せる
いくつかありますが、2.を選択しました。
1.の場合、フランジは小型水槽だと目立ってしまうのと、小さな蓋受けは水槽内に落ちたりして、メンテナンス性が悪いため。
3.は見た目は良くなりますが、地震の際に下から打ち上げられた水によって、蓋が浮いてしまい水漏れしてしまうのではないかと心配だったから。
蓋に取り付けるタイプの蓋受けはこちらを使ってます。
地味ながら、これを使うと良いことがあって
外掛けプロテインスキマー「QQ1」の固定ネジがギリギリ干渉しない高さになりました。(蓋のガラス厚 3mm)
蓋受けの形状にもよりますが、ADAの「キューブガーデン専用フック」を使うと、固定ネジに干渉してしまいました。
その場合、こんな風に蓋に切り欠き加工が必要になります。
これは前に使ってたポリカーボネイト製の蓋
購入方法
- 既製品の購入
- 自作
- オーダーメイド
外掛けフィルターや外部フィルターのパイプ、コード類などの設置有無や位置は水槽によって様々です。
それらを避けてできるだけ密閉度を上げたいなら既製品では難しく、ガラス製の場合は自作も難しい。
今回、コダマガラスさんにオーダーメイドを依頼しました。
依頼フォームから、手書きの簡単な図面をスマホで撮った写真データを送付するだけで依頼でき、満足な仕上がりでしたよ。
次いで(?)に、淡水水槽の方も作ってもらいました。
特に最近は地震が多くなっているので、まだ蓋をしてない方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
蓋をしているだけで、安心感が増しますよ。
それではまた。