淡水海水30cm生活

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小型水槽による熱帯魚の飼育記録

ベンケイガニのアクアテラリウム作成

知り合いから「ベンケイガニを2匹買ってきたからアクアテラリウム作って!」とお願いされました。

アクアテラリウムの作成も、依頼されてレイアウトを作成するのも初めてでしたが、レイアウトを作ること自体が好きなので、引き受けてみました。

 

レイアウト構想

水槽を依頼主から受け取って、自宅で構想を練ることにしました。

(何せ現地で即興レイアウトするほどのスキルは無いので。。)

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サイズは幅28cm×奥20cm×高33cmという特殊な寸法です。

 

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今回は底面フィルターを使うことにしました。

以前にアクアテラリウムを作ろうと構想だけしたことがあって、その時購入してお蔵入りになった「ニッソー ハイドロテラリウム ティポイント」を引っ張り出してきました。

段差があるとレイアウトが組みづらいので、余った右側を外部フィルター用のウールマットで埋めます。

 

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水辺と陸地を隔てる石を配置。

河原のイメージに合うと思い、風山石を使用しました。

陸地にシダ等の植物を植えたいところなのですが、このレイアウトだとどうしても下の方が浸水してしまい、根腐れを起こす恐れがあります。

そこで水が入らないように100均で立方体のクリアケースを2個買ってきて、右奥に配置しました。

 

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底面フィルターのポンプを隠すように流木を配置。

石を隔てた奥に大きめの砂利を入れて、陸地を形成。

テーブルヤシ、プテリスを買ってきた鉢ごと右の100均ケースに入れちゃいます。

 

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この流木は3本を組み合わせているのですが、接着に使っているのは「カミハタ 液状接着剤」「カミハタ 液状接着剤の補助材」です。

石もこれで接着していますが、これ優れものです!

接着したい物同士の間に補助材を挟み込んで、液状接着剤を流し込むだけ。

流し込んで10秒くらい経つと補助材からバチバチという音と煙が上がり、次の瞬間にはカチンコチンに固まっています。

普通に扱った程度では外れることは無く、何より接着までの時間が短いのが良いです。

 

 

底面フィルターの動作確認

ここまで組んでみて、今更ながら水流ポンプの動作確認をしたのですが、ここでトラブルが2つ発生

1つ目は、電源を入れた際に水流ポンプが作動しないことがあることです。

それも一度作動しない状態になると、その後電源を何度入れても作動することは無く、一度分解して組み立て直してから再度電源を入れると作動することがある、といった感じです。

購入してから結構時間が経っていたので、故障したのでしょう。。

しかし、「ニッソー ハイドロテラリウム ティポイント」の交換パーツとして水流ポンプは見かけませんでした。

 

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そこで、”もしかして同じ物じゃない?”と思い「ニッソー マイクロパワーフィルター」を買ってきました。

 

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左が「ニッソー ハイドロテラリウム ティポイント」の水流ポンプ。

右が「ニッソー マイクロパワーフィルター」です。

下部のろ過層は異なっていますが、上部のモーター部分は同じに見えます。

 

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テレコにモータ部分を取り付けてみると、問題無く接続でき、底面フィルターの水流ポンプとして問題無く動作しました!

 

2つ目のトラブルは、水流ポンプの必要水位の水を入れると、石と砂利で作った陸地が完全に水に浸ってしまうことです。

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これは完全に私の設計ミスですが。。

 

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外部フィルター用のウールマットを3段にカサ増しすることで対応しました。

 

 

出水箇所の作成

せっかくアクアテラリウムにするのだから、水が滴り落ちている感じにしたいですよね。

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ということで、付属のジャバラホースをビニタイで流木に取り付けていきます。

ここに水流ポンプから伸ばしたチューブを通します。

 

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出水箇所を隠すためと自然観を出すために、ウィローモスを置いておきます。

ウィローモスならそこまで時間必要とせず活着してくれると思います。

 

レイアウト完成

依頼主のお宅でレイアウトを組み立てた完成がこちら。

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カニって飼ったことないんですが、こうして見るとなかなか可愛いですね。

私も飼ってみたくなります。

 

まとめ

色々トラブルはありましたが、無事完成して、依頼主にも満足いただけたようで良かったです。

個人的には、もっとカッコよくできたのではないか、もっとカニにとって住みやすくできたのではないか、とも思いましたが、初めてにしては概ね満足いくものができたかなと思います。

やはりレイアウトをうまく作るには経験が必要なのだなと実感しました。

それではまた。

 

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