アクアリウムを始めようとしている人にとって気になることの一つは
「水替えとかメンテナンスが大変なんでしょう?」
また、既に水草水槽をやっていて、海水水槽に手を出そうとしている人は
「でも海水って作るのが大変なんでしょう?」
という考えがよぎるのではないでしょうか。
そこで、私が水草水槽と海水水槽を30cmキューブで同時に管理してみて
- 毎回のメンテナンスにどのくらい時間を要しているのか
- 水草水槽と海水水槽で違いはあるのか
を整理してみました。
あくまで目安としてみていただけると幸いです。
まず前提条件です。
水草水槽 | 海水水槽 | |
---|---|---|
水替え周期 | 週1回 | 週1回(+週2回水足し ※) |
水槽サイズ | 30cmキューブ | 30cmキューブ |
濾過 | 外部フィルター | 外部フィルター+プロテインスキマー |
※海水水槽の場合は水が蒸発すると塩分濃度が上がってしまうので、定期的に真水を足してあげる必要があります。
水草水槽のメンテナンス
大まかな手順です。
- 浮いたり水草に絡んでいるゴミ(水草の欠片等)をピンセットで取り除く
- プロレイザーでガラス面のコケを取り除く
- 水替えポンプで水槽の水をゴミと一緒に抜く
- 水道水をバケツに汲んでカルキ抜きを入れたものを水槽へ入れる
かかる時間は25分程度です。
完全に水替えだけをするのであれば10分程度でできますが、ある程度は掃除をしておかないと鑑賞性が失われてしまうので、だいたいこんな感じ。
しかし、月1回は発生する水草のトリミングが入ると+15分程度はかかります。
海水水槽のメンテナンス
大まかな手順です。
- 水道水をバケツに汲んで人工海水の元を入れて海水を作成する
- マグネットクリーナーでガラス面のコケを取り除く
- プロテインスキマーのカップを取り外して掃除
- プロホースで水槽の水をゴミと一緒に抜く
- 作成した海水を水槽へ入れる
かかる時間は35分程度です。
海水を作成する工程は
水を汲む→人工海水の元を入れて溶かす→塩分濃度を測定→理想の塩分濃度へ調整
となるため、多少手間はかかります。
同じ量の水と塩で作れば、2回目以降は塩分濃度測定はいらないのでは?と思うかもしれませんが、いまだに1発で決まらないことがあるので、測定した方が安心です。
でも慣れればその過程のスピードを上げることはできます。
また、海水水槽は水草水槽と比べて機材が多いため、それらのメンテナンスも必要です。
プロテインスキマーのカップには泡と一緒に取り除いたタンパク汚れが溜まるので、週1回で掃除が必要です。
また、プロテインスキマー本体や水流ポンプもコケによって流量低下するため、月1回で掃除しています。
機材メンテが入ると+20分程度かかります。
まとめ
メンテナンスにどれだけ時間がかかっているかまとめです。
水草水槽 | 海水水槽 | |
---|---|---|
週1回 | 25分 | 35分 |
月1回 | +15分 (水草トリミング) | +20分 (機材メンテ) |
3~6か月1回 | 40分 (外部フィルター掃除) | 40分 (外部フィルター掃除) |
※あくまで個人の感想です。
週1回、月1回とはいえ、アクアリウムを始める時はそれなりに時間の確保は必須です。
水草水槽と海水水槽との比較では、水草トリミングはありませんが、人工海水の作成や機材メンテがある分、多少海水水槽の方が時間がかかりました。
これらの時間を長いと捉えるか、そんなもんでしょうと捉えるかはあなた次第。
それではまた。