今回は淡水30cmキューブ水槽のLEDライトを「ゼンスイ nano LeviL 300 WHITE」に買い替えたので、今まで使用していた「ADA アクアスカイG301」と比較しつつ、使用感を紹介します。
買い替えた理由
もちろん「ADA アクアスカイG301」もかなり良いライトなのですが、発売してから4年経過しているため、より高いスペックのライトも出てきていて、試してみたかったこと。
それと、最近パールグラスの葉先が白化してきてしまい、現在使用している「ライトの劣化」が原因か切り分けたかった、ということもあります。
スペック比較
- ルーメン(lm)
ルーメン(lm) | |
---|---|
ADA アクアスカイG301 | 900-1200 |
ゼンスイ nano LeviL 300 WHITE | 2280 |
光の明るさです。
ルーメンが高い=水草が育つ とは必ずしも言えないですが、どちらも水草を育てる上で十分な明るさがある中で、nano LeviLはルーメンがかなり高い部類になると思います。
- スペクトル
光の波長の分布図です。
水草が光合成する上で必要なのが、青と赤の波長と言われており、nano LeviLには赤の波長がしっかり含まれていることが分かります。
本体の外観比較
やはりADAの強みというべきか、外観はアクアスカイGの方がスタイリッシュに感じます。
アクアスカイGのフレームは透明度が高く高級感があります。
nano LeviLのフレームはシルエットで見ると悪くないと思いますが、近くで見るとプラスチック感があり、少しちゃっちい感じがあります。
アクアスカイGは正面向かって左右どちらにも電源コードを配置できますが、nano LeviLは正面向かって左側しか電源コードを配置できません。左側から見たい水槽にとっては地味なデメリットです。
nano LeviLはLED部分の奥行きがかなり広く、広範囲を照らしてくれます。(奥行き30cm水槽ではあまり違いがわかりませんが)
照明の見え方比較
どちらも写真と実際の見え方は若干異なりますが、アクアスカイGは緑を強調している印象。
それに対し、nano LeviLは光が強く、赤の波長がしっかり入っているため、色の違いがはっきり見えるのですが、自然光という感じではなく、少しだけ夕焼けのような赤みがかった印象を受けます。
価格比較
希望小売価格 | |
---|---|
ADA アクアスカイG301 | 12,000円 |
ゼンスイ nano LeviL 300 WHITE | 14,000円 |
アクアスカイG301は現在廃番になっていますが、当時もこのくらいの価格で販売していました。
nano LeviLは現在ネットで11,000円くらいで売ってます。
ちなみに小型水槽用のLEDライトとして、去年「ADA DOOA ソルスタンドRGB」が発売してますが、こちらは名前の通りアクアスカイGから赤の波長が追加されており、希望小売価格は28,000円です。
効果
1か月半ほどnano LeviLを実際に使ってみて、水草育成に効果があったのかですが
かなり水草の調子が上がりました!
正直そこまで効果を期待していなかったのですが、白化した葉をカットした後、生えてきた葉は全てきれいな緑色でした。
一番変化があったのは前景草(ウォーターローン)で、かなり繁茂しており、道の方までぐんぐん侵略してくるので、毎週カットが大変です。。
カットして時間が経てば生えてくるのは当然なのですが、生えるスピードと葉の状態の良さはこれまでになかったです。
この間、肥料を変えたとか、ライト以外の変化は付けてません。
まとめ
「ゼンスイ nano LeviL 300 WHITE」の総評です。
- 水草を元気よく育てたいならかなりおススメ。特に30cm水槽の場合、水草育成特化LEDライトの選択肢が少ない中でnano LeviLはコスパも良い。
- デザイン性では、ADAには負けるものの小型水槽に違和感なく溶け込める。
- かなり明るくはっきり照らしてくれる。ただし、少しだけ夕焼けのような赤みがかったように見える。
結果として、購入して良かったと言える物でした。
30cm水槽で水草を元気に育てたいなら、使ってみてはどうでしょう。
それではまた。