淡水海水30cm生活

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小型水槽による熱帯魚の飼育記録

サンゴの不調について相談 その2

海水30cmキューブ水槽のサンゴが、購入時と比べると調子が落ちてきている問題について、残念ながらまだ解決できていません。

 

↓ 前回の記事

tomuzin.hatenablog.com

 

そこで、アクアリウムトールマン海浜幕張に伺いました。(2回目)

 

前回は店長の篠藤さんがたまたまお休みだったのですが、今回はいらっしゃったので相談に乗っていただきました。

 

こちらの写真を見せて、特にエダコモンサンゴとディスクコーラルの色が落ちているため、考えられる原因について聞いてみたところ、

この水槽見たことある」と言われました。

なんと、ブログを見たことがあったようなのです! 感激!!

(おそらくたまたま検索にかかっただけだと思いますが)

 

あらかじめ測定していた水質の値を見ていただいた中で改善ポイントは以下

  • KH(アルカリ度)の値が測れていなかったため、理想値から外れている可能性
  • Ca(カルシウム)とMg(マグネシウム)の値が低い
  • ライト(オプティマスリーフナノ2)の設定は青:10,白:3 → 青:10,白:1で良い(白が強いと色落ちするため)

相談に乗っていただき、ありがとうございます!

 

まだ持っていなかったため、KHの検査キットとKH, Ca, Mgの添加剤を購入しました。

 

帰宅してから改めて水質測定しました。

硝酸塩、リン酸塩については現状問題なさそうだったので省きます。

  測定値 理想値
塩分濃度 33‰ 33~35‰
PH 8.0 8.0~8.4
KH 8.4dKH 8~10dKH
Ca 345ppm 420~460ppm
Mg 950ppm 1280~1350ppm

※理想値は篠藤さんに教えていただいた値

 

KHは問題ないですが、CaとMgが低いことは明白です。(むしろなぜ放置した)

なので、ここからCaとMgの添加剤を使っていくことにします。

一度に上げすぎるのは良くないため、まずは以下で試しました。

 Ca: 2ml添加/日

 Mg: 2ml添加/日

 

■3日後(蒸発による水足し前)

  測定値 理想値
塩分濃度 35‰ 33~35‰
PH 未測定 8.0~8.4
KH 未測定 8~10dKH
Ca 390ppm 420~460ppm
Mg 1000ppm 1280~1350ppm

 

■1週間後(水換え前)

  測定値 理想値
塩分濃度 35‰ 33~35‰
PH 8.1 8.0~8.4
KH 8.7dKH 8~10dKH
Ca 435ppm 420~460ppm
Mg 1150ppm 1280~1350ppm

Caは理想値に入りました。

Mgはまだ不足しているため、以下の添加に変更。

 Ca: 1ml添加/日

 Mg: 2ml添加/日

 

■10日後(蒸発による水足し前)

  測定値 理想値
塩分濃度 35‰ 33~35‰
PH 8.1 8.0~8.4
KH 8.1 8~10dKH
Ca 450ppm 420~460ppm
Mg 1200ppm 1280~1350ppm

Caは理想値キープ、Mgも理想値に近づいてきました。

Caの添加量をもう少し落とします。

 Ca: 0.5ml添加/日

 Mg: 2ml添加/日

 

■2週間後(水換え前)

  測定値 理想値
塩分濃度 35‰ 33~35‰
PH 8.0 8.0~8.4
KH 8.4dKH 8~10dKH
Ca 450ppm 420~460ppm
Mg 1250ppm 1280~1350ppm

Caは数値を維持しているので、0.5ml添加/日で消費量と合致したようです。

Mgは理想値までもう一息ですが、このまま添加を続ければ到達するでしょう。

 

添加剤によって水質の値をほぼ理想値に上げることができました。

サンゴの色が戻るのは時間がかかるかもしれませんが、開きは少し良くなってきた気がします。

 

今までサンゴ追加を保留にしてきましたが、次はトールマンにサンゴを買いに行きます!

 

それではまた。

 

 

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