海水水槽をやっていて必ずと言っていいほどぶつかる問題が、コケ対策です。
淡水水槽の場合は、水草を多く入れれば余計な栄養も吸収してくれるため、比較的コケ対策がしやすい印象ですが、海水水槽の場合は海藻を入れたリフジウムを作らない限りは、同じことはできませんね。
ですが、海水の方がコケ対策の選択肢は多い気がします。
今まで色々コケ対策を試してきたので、どれが効果があって、どれが効果が無かったのか、まとめてみました。(あくまで主観になります)
① マガキガイ おススメ度:★★★★★
底砂のコケ対策といえばコレ。
特に立ち上げ初期は、底砂に茶ゴケが発生しがちですが、マガキガイを入れると目に見えてコケが消えていきます。
注意点としては、ライブロックや機器によじ登り、サンゴを動かしたり、上から落ちた衝撃で枝状サンゴを折ったりする可能性があるところです。
この行動力は個体差があるようで、2匹いる内の1匹はここまで活発では無く、おとなしく底砂掃除に専念しています。
そのようなリスクを考えると、できるだけ小さな個体を選ぶことをおススメします。(大きさでコケ取り能力はそこまで変わらないらしい)
↓ 導入時の記事
② 殺菌灯 おススメ度:★★☆☆☆
コケの胞子を殺してコケの原因を基から断とうということで導入してみましたが、正直コケ対策としての効果は実感できませんでした。
ただ、病気対策としてあるに越したことは無いので、導入自体はおススメです。
実際、今のところは病気が発生していません。
↓ 導入時の記事
③ 珪酸塩吸着剤 おススメ度:★★☆☆☆
こちらもコケの原因となる珪酸塩を基から断つため導入してみました。
効果は少し実感できたものの、長期的に見てランニングコストと交換の手間を考えた結果、使用しなくなりました。。
↓ 導入時の記事
④ マグネットクリーナー おススメ度:★★★★★
ガラス面のコケを除去するための掃除用品です。
ガラス面に頻繁に付く茶ゴケはあるだけで、水槽全体が汚く見えてしまうため、手軽に手を汚さずに掃除できるマグネットクリーナーは重要です。
ガラス面の掃除役としてシッタカガイもいますが、どこをいつ掃除してくれるかはコントロールできないので、やはりマグネットクリーナーも必要なのかなと思います。
注意点として、安いマグネットクリーナーは磁石が弱い傾向にあり、あまりコケが取れません。
おススメは、小型水槽の場合は「マグネットクリーナー ナノマグ」、中型水槽以上の場合は「FLIPPERシリーズ」でしょうか。
↓ 導入時の記事
⑤ エメラルドグリーンクラブ おススメ度:★★★★☆
ライブロックに付いたコケはなかなか厄介で手軽に取り除く方法が少ないのですが、エメラルドグリーンクラブはピンポイントでコケをむしって食べてくれます。
導入前と導入後でかなり違いが分かるほどなので、おススメです。
注意点として、コケ取り能力に個体差があります。
初代エメラルドグリーンクラブが☆になってしまったため、今は2代目なのですが、初代と比べるとコケ取り能力が劣っているように感じます。(そもそも体が小さめ)
ハサミが大きくなるオスで、小さすぎない個体がおススメです。
↓ 初代導入時の記事
⑥ ヤエヤマギンポ おススメ度:★★★☆☆
コケが付いている所ならどこでもつつき始めるオールラウンダーなコケ取り生体です。
しかし、広く浅くの印象なので、ヤエヤマギンポだけにコケ取りを任せるというより、補助的な立ち位置だと思います。
水流ポンプなどの機器を掃除してくれる数少ない生体でもあります。
注意点としては、小型水槽の場合はサイズの小さい個体を探す必要があることと、餌付けが難しく、コケが無いと逆に餓死してしまう危険があることです。(実体験)
↓ 過去の記事
まとめ
おススメのコケ対策としては
- 底砂:マガキガイ
- ライブロック:エメラルドグリーンクラブ
- ガラス面:マグネットクリーナー
まだ試したことがない方法もあるので上記がベストかはわからないですが、現状の実体験として、これらがあれば間違いはないと思います。
それではまた。