この度、海水30cmキューブ水槽の蓋を作成しました。
サンゴは敷き詰まってきたので、そろそろ魚を追加するため、飛び出し防止が必要と考えたからです。
今まで使用していたポリエチレン蓋(試作)
以前、ポリエチレン板を加工して蓋を自作していましたが、これは水の蒸発防止のために作った試作品で、飛び出し防止とするには薄くて重さが無く、左奥にフローパイプを通していた名残で角ががっつり空いてしまっているので、ここから作り変えます。
↓ 作成したときの記事
アクリル蓋を自作(失敗)
アクリル板で蓋を自作し直すことにしましたが、これは結果的に失敗に終わりました。。
しかし、体験談として残しておきます。
素材にアクリルを選んだ理由は、他の素材に比べて光の透過率がかなり高い(93%)からです。
サンゴ水槽にとって光はかなり重要なので可能な限り減衰させたくないですからね。
しかし、デメリットは水分を含むと反るということです。
実際にどのくらい反るかはやってみるまで不明でしたが、蓋は水槽の上に置く形にして、端に枠を作って接着し、蓋のズレ防止と共に反り防止にすることにしました。
横から見るとこんなイメージです。
材料は、ホームセンターでアクリル板の厚さ3mm、縦300mm×横450mmを購入。
加工用具としては、これらを使用しました。
- アクリルカッター
- カッターマット
- 定規 (カッター負けしないアルミ製等が良い)
- ヤスリ
- アクリル接着剤
- ドリルドライバー
アクリルカッターは引っ掻き傷を何度も付けて切断しますが、カットの始点は深く削れません。
角落としする場合は、角にドリルドライバーで穴を空けることで補います。
枠はセロハンテープ等で固定しながら、アクリル接着剤を流し込みます。
ここで注意なのは、テープでがっちり固定しすぎると、テープを剥がすときに接着面も外れることがありました。
完成形がこちら
右側は、外掛けプロテインスキマーや外部フィルターのパイプのため、上側はライト設置のために空けてます。
しかし、翌朝・・・
滅茶苦茶反ってる!!
そして、少し触っただけで枠も取れました・・・。
ここまで反るとは正直舐めてましたね。
これでは飛び出し防止としては使えません。。
素材の選定ミスにより、この方法は断念しました。
ポリカーボネート蓋をオーダーメイド(採用)
結果的に、以前ライトスクリーンを自作したときに素材を購入した「アクリルショップはざいや」さんに発注して作ってもらう方法を取りました。
完成形がこちら
まとめ
- 素材はポリカーボネートがおススメ、アクリルは反るので非推奨
- 加工の労力を考えると、オーダーメイドは楽で確実、そこまで高くない
次の機会があっても、同じように作ってもらおうと思えるくらい今回の蓋は満足の出来でした。